異世界ファンタジーが下火である理由を考えてみようかと思います。
現在の主流である、今の日本を舞台にしたファンタジーを亜現実ファンタジーと呼んでおくことにします。
(特にこの用語にこだわりがあるわけではなく、現実の中にファンタジー要素を混ぜているということで「亜現実」とでも呼んでおく程度です)。
さて、本題。
異世界ファンタジーでは、世界そのものは当たり前のように「異質」であり、その世界の人々がみんな馴染んでいます。
魔法が使える世界なら、みんなそれを知っている。
魔法が使えるのは秘密でも異質でもなく、その世界の常識。
「異質」が異質ではないのです。
それに対して、亜現実ファンタジーでは、主人公周辺しか真相を知らなかったりする。
何らかの能力を使えるヒロインがいて戦っていても、そういうことは世間には秘密である。
つまり主人公周辺では超絶的な戦いをしていても、世間一般の人はそれを知らなかったりする。
世間一般は普通の日常生活を営んでいたりするわけです。
異世界ファンタジーが下火なのは、魔法が秘密ではないのがつまらないから。
「だったら何で昔は流行っていたのか?」と言われると困るんですけど。。。
ともかく、主人公周辺だけが知っていて、世間の人は知らないという構造こそが面白いと思うのです。
「世界全体に異変が発生しているというラノベの人気作品もある」と言われると、これも困るんですが。。。
世界全体に異変が発生していても、解決するのは基本的に主人公周辺であり、世間一般は主人公たちの活躍を知らなかったりすることが多いと思います。
物語の基本として、主人公周辺だけが真相を知っているみたいなのがいいのですよ、たぶん。
異世界ファンタジーだと、「魔法の存在が秘密ではない」というのが基本的前提になるから、そういう平板さが飽きられている部分もあると思うのです。
直球で魔法世界みたいなのを描くことになるから。。。
それが繰り返されて陳腐になっているのではないか。
まあ飽きられているのが一番大きな理由かもしれないので、時代が一回転すれば新鮮になるのかも?
異世界ファンタジーでも、変身願望がうまく満たされている作品は流行る余地があるような気がします。
(つまり日常があって、でもそれが変わるというのを上手く描けている作品なら……)。
魔法が使えるのが当たり前みたいなのだと、古臭さをかなり感じてしまいます。
