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伏線で無かったものを伏線化する

三省堂の辞書で「伏線」を調べると、次のようになっています。
(1)小説・戯曲などで、のちの展開に必要な事柄をそれとなく呈示しておくこと。また、その事柄。
(2)のちの物事の準備として、前もってひそかに設けておくこと。また、その事柄。

でも実際は最初に出した設定を後から伏線として扱うこともあると思うのです。

特に連載期間の長い漫画とかだと、伏線で無かったものが伏線になったりしている気がします。
もちろん作者が頭の中で何を考えているかは確認のしようがないので、たぶんそうだろうな……という程度の話。

単純にわかりやすい事例で考えるとして。。。
たとえばヒロインが「時間にルーズ」でよく遅刻するという設定が(初期段階で)あったとする。最初の段階では単に時間にルーズなだけというつもりだった。でも後から作者がこの設定を広げて「実はヒロインが時間にルーズなのには深い理由(わけ)があって……」とすることもあるわけです。「時間にルーズ」という属性が本来は伏線では無かったのに、後から伏線になったと。

どんな事例でも考えられます。普通に描いていた設定を「実は深い理由(わけ)があって……」とやれば伏線化は簡単だと思われます。
ある登場人物がスキンヘッドだとして、それを後から「彼がスキンヘッドにしているのは深い理由があって……」とか。何でもいいわけです。どんな設定でも「実は深い理由が……」で伏線になり得ます。


整理すると、伏線というのは次の三つに分類できるかも。
1,何らかの設定を出す(それと同時に「深い理由がある」と明示)→後でそれが説明されるという流れ。
時間にルーズの喩えなら、ヒロインが遅刻してきた段階で「!!これには深い理由がありますよ!!」と明示するわけです。
「明示的な伏線→明示的な回収」の繰り返しは面白い作品の基本。

2,設定をさりげなく出して、後から(予定通りに)その深い意味を説明する。
ヒロインが遅刻するのには深い理由があるが、最初は単なる遅刻として描いておき、後から理由を出す。

3,最初は伏線のつもりが無かったものを後から伏線として扱い膨らませる。
ヒロインが遅刻するのは当初は適当に描いていたが、後から作者の脳内で膨らませて「深い意味」を付け加える、という感じ。

3の変形として、いろいろ設定を並べておいて、後から思いつきで膨らませていくというのがあるかも。
漫画連載ではありがちな。
とりあえず設定を並べておいて……、伏線にするかしないかわからない……みたいな。
(こういうのは「伏線の未回収」になりやすいかも。明示的な伏線の未回収とは違うので、ある程度は許されると思うんですが)。
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