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「機動戦士ガンダム00」って、先進国は思いっきり平和だよね



現在第21話まで放映中の「機動戦士ガンダム00」。
この作品を検討するために、第五話まで見返してみました。

主人公たち四人組が所属する「ソレスタルビーイング」は戦争を戦争で根絶するための武装組織と説明されています。
でも問題なのは、世界的に戦争をやっているように見えないこと。
(世界大戦は無く、地域紛争があるだけですね)。
戦争が行われていて、それを止めるための正義の味方として「ソレスタルビーイング」が登場するという名目なのですが、実際に戦争がまともに描かれていないのです。

たとえば仮に第一話でものすごい世界大戦を大々的に描いて、最後の方で謎のガンダムが(正義の味方として)登場して第二話に続く……というのが一番無難だったはずです。でも、そういう描き方は避けている。というか、そもそも世界大戦はやってないわけです。これは興味深いです。

第二話の冒頭で、現在の世界が三つの国家群に分かれていることが説明されます。
で、この三つでゼロサムゲームの戦いをしているそうです。
でも、ゼロサムゲームと言っているわりには、世界大戦にはなっていない。
三つの勢力で本当に争っているのか?

フィクションって、
問題の発生→問題の解決
の構図なわけですよ。
ガンダム00の場合、「問題」が描けてませんからね。
「問題」が描けていないのに、主人公のガンダム四機(ソレスタルビーイング)が現れて、問題の解決とか言っても何のことやらわかりません。

第二話で描かれているのは地域紛争なんですよね。大国間でゼロサムゲームやっているはずでは?
泥沼の世界大戦という設定にしないのは何で?

第三話も地域紛争への武力干渉です。
現在でも地域紛争はあるわけです。
ガンダム00が分かりづらいのは、国家群の大規模戦争が描かれず地域紛争ばかりであること。
(そもそも世界大戦は起こっていないわけです)。

地域紛争が世界全体の中でどういう意味を持つのかわかりづらいのです。(現在の世界でもあちこちで地域紛争はあるけど、グローバルに持つ意味は今ひとつわからないですよね)。もしかしたら製作者側が地域紛争に深い関心があるのかなと思ったり……。アニメなんだから普通に世界大戦にしておけよ、と思うんだけど。

第四話を見て、あらためて思うのは、このガンダム00は三百年後の世界といいつつ、現在の世界情勢に近いということです。世界大戦は起こっておらず、でも局地的な紛争はあるわけです。この作品が架空の暦ではなく西暦を用いているのも、現代社会への問題提起のつもりなんでしょうか?
まあつまらないのは確かです。

第五話を見て、あらためてかなり平和な世の中だなと。
世界大戦の兆しもなく、地域紛争があるだけ。
まさに現在の社会そのものですね。
やっぱりグローバルな視点から地域紛争を扱っているから、小さく見えてしまいます。
地域紛争も、その枠の中に入れば地獄みたいなもののはずですが、そういう描き方もしてないですからね。
つまり視点の問題です。地域紛争の当事者の視点が無く、平和な大国の人物ばかり出てくるから、人物と状況が乖離している状態。
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