まぼろしのつくりもの
フィクションのルール

物語の在り方ヒロインの我が侭に対して主人公は不愉快にならなくてはならない(でも本当に不愉快であってはならない)

特にライトノベルに関して。

ツンデレという場合、必ずしもヒロインがツンデレというわけではないのです。
作者がツンデレなのです。

作者がヒロインに対して、「この子はツンデレだから」と書くのは原則的によくないのです。
仮にそう書いたら、ツンデレが成立してないことになります。

あくまで「この女は性格が悪くて我が侭」と書き続ける。主人公の内面描写をする場合でも、主人公がヒロインに不快感を抱いていると書かなければならない。それでいて(記述されないにもかかわらず)ヒロインへの愛情が滲み出ていないといけないのです。

ツンとデレの二重構造は作者が抱えていなくてはならないのです。「この子は実は結構性格が優しいんだけど」とか書くのは禁止。そう書いてしまったらツンデレは不成立になります。作者はあくまで否定的にヒロインを描く。それにもかかわらず微笑ましくなるかどうかの問題なのです。

くどく言えば、主人公はヒロインに対して不愉快な感情を持たなくてはなりません。
ヒロインのわがままに対して(主人公が)「この子はツンデレだから可愛いな」とか思ってはいけないのです。
あくまで(主人公は)不快感。
不快だ不快だと言いつつ、実は不快ではないという構造。
(こう考えると主人公もツンデレであると言えます)。


【2008/03/11】 | 物語の在り方 | トラックバック(0)



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