まぼろしのつくりもの
フィクションのルール

物語の在り方容姿の美醜を変える話は極端に少ない

容姿の美醜が変わるという設定は、簡単に思いつくはずです。
美少女が不細工に突然変異するとか。
不細工が美少女に突然変異するとか。
なんでもいいんだけど。

かなり思いつきそうな設定のはずなんだけど、容姿の変異の作品は少ない。
(あることはあるけど、思いつきそうな設定のわりには、少ないなと)

たとえば醜男だった主人公が突然美青年に変わって……みたいなストーリーは、誰でも思いつきそうだけど、そういう作品は少ないはずです。

容姿の変化の話は受け入れられないということかな。。。
昔の童話とかで、王子様が醜い姿に変えられるみたいなのはあるけど、あれも「本当は王子様」というのが大前提だからな。
醜いアヒルの子でも、「本当は美しい白鳥」というのが前提。

容姿変貌の話で受け入れられるのは、「本当は美しいんだけど、何らかの事情で醜く変えられている」という設定であり、最後は美しく戻るみたいな感じですよね。
「本当は美しい」という構図無しに容姿変貌をやるのは、物語として取っ掛かりが悪いのかな。

容姿はある種の本性(ほんせい)として扱わないといけないのかも。
美しい人間は本質的に美しいと。
だから容姿変貌で醜くする場合には、「本当は美しい」という構図が必要で、最後は美しい「本来の姿」に戻してあげないといけない。
容姿に「本来の姿」も糞もあるのか、という気もするんですが、物語において容姿というのは、そういう形でとらえないといけないんでしょうね。
(もちろん現実でも、私たちの容姿の美醜は「本来の姿」です)。


【2008/05/12】 | 物語の在り方 | トラックバック(0)



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