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異世界ファンタジーと身分制度

異世界ファンタジーの定義として「剣と魔法の世界」とか言われる。
でも実際は「身分制度のある世界」だと思う。
身分制度が存在しない異世界ファンタジーも時たまあるが、基本的に「異世界ファンタジー=身分制度社会」である。
身分制度を書きたい場合に、異世界を選択すると。

出版社が異世界ファンタジーを売る場合に、「身分制度のある社会!」とかキャッチコピーには出来ない。
かなり差し障りがある。
だから「剣と魔法!」とか言うわけだが、本当は身分制度フェチの人のために異世界ファンタジーはある。

「コードギアス」なんかは、現代に身分制度があるという亜現実的な設定である。
第二期苦戦中とはいえ人気は出た。
「コードギアス第一期」の成功例からすると、現代日本に身分制度があるという亜現実設定もいけると思うのだけど、"身分制度なら異世界"というのが無難なのでしょう。
(「コードギアス」の影響で、現代日本に身分制度があるという亜現実設定が増えると私は予想してますが)。

我々は、みんな身分制度とか否定するわけだ。
身分制度のある社会にしたいという人はいない。
でも、それは現代社会の常識としての問題であって、やはり身分制度の物語が好きだったりするのである。

王様とか貴族とかはヒエラルキーに箔を付ける装置である。
物語の多くはヒエラルキーに肯定的なのだが、身分制度社会が好まれるのもそういう理由。
ヒエラルキーがくっきりしている方が物語として面白くなりやすい。

(現実において)身分制度社会が否定されるのは、実際には貧乏な人が大半になるからです。
限られた人が貴族になるだけで、それ以外の大半は貧乏な平民だから(現実にそうなると)やってられるか、ということだ。でも、そういう我々でも、フィクションでは身分制度を好む。
物語としては貴族とか好きなのだ。
王様とかお姫様とか貴族が出てくる作品は、我々の物語の原型に訴えかけるものがある。

異世界ファンタジーは下火とか言われるが、ヒエラルキー装置の使い方だと思う。
身分制度を漠然と出すだけでは退屈。
「コードギアス」みたいに"本当は王子様"である主人公が王である父と戦うとか、身分制度を道具として上手く使った構図が欲しい。
(漠然と身分制度が出てきて、剣と魔法で戦うというのでは飽きられて当然)。
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