まぼろしのつくりもの
フィクションのルール

物語の在り方ヒロインが主人公をストレートに愛する場合はコメディー扱いでなければ

事例としては「うる星☆やつら」でも「ToLOVEる」でも何でもいいのだけど。
ヒロインが主人公をストレートに愛する場合は、コメディーでなければならない。
シリアスなストーリーであってはならない。

普通に真面目なストーリーで、どこかからヒロインが現れて、男性主人公のことを愛してくれるという作品は、たぶん好まれない。無いわけではないと思うし、そういう作品は平凡な発想で思いつきそうだけど、あまりよくないはず。

ヒロインが主人公に恋愛面の承認を与えるというのは、(真面目な意味での)物語になりづらい。
(少なくとも男性向けのラノベや漫画では)。

順風満帆に成功する物語ってフィクションでは基本的にあり得ないじゃないですか?
空想するのはいいけど、フィクションでは面白くないという。
空想とフィクションの違いの問題。

ヒロインと主人公の関係にしても、ヒロインが(コメディではなく大まじめに)主人公を愛して承認してしまうと、それは順風満帆な成功を描いているのと同じで、あんまりよくないのではないかと。

たとえば「新世紀エヴァンゲリオン」で、(アスカがいないとして)シンジの前に綾波レイが現れて、恋人のような立ち位置になってくれるとしたらどうか。
絶対に駄目というわけではないけど、今ひとつ据わりがよくない気がします。

よくヲタ系作品への批判として、「都合のいい女の子が現れて恋人になってくれるオナニー作品」みたいなことを言われるのですが、実はそういう作品は少ないかと。
(もちろんコメディーならたくさんありますよ)。
綾波レイが碇シンジの恋人になるようなテイストの作品は少ないはずです。
たくさんあるように見えて、実はあまり存在しない。
あるいは、ヒロインが主人公を愛するとしても、それが承認不足の解消であってはならない、ということかな。


【2008/07/08】 | 物語の在り方 | トラックバック(0)



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