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平坂読の「ラノベ部」はくだらないクイズ番組ですね



私の一番好きなラノベは平坂読の「ねくろま」です。
なので、あえて先日発売されて話題の「ラノベ部」を批判しようと思います。

「ラノベ部」はオタクな女の子が集まって、いろいろオタク的な会話をしたりするという、「らき☆すた」みたいな作品で……。まあ昔の漫画で言えば「全日本妹選手権」のノリですかね。

さて。
「ラノベ部」。
企画としては面白いと思うんです。
「ラノベ部」というふざけたタイトルも秀逸です。
オタクネタを扱うのは最近ありがちですが、流行を押さえたとも言えます。

よく小説は序盤の書き出しが重要だというけど、最初の部分の構図の作り方が問題だと思うのです。
文章が洒落てるとかではなくて。
企画的に面白そうだと思わせるかどうか。
それに関しては成功してます。

でも読み進めると、単にダラダラとオタク会話しているだけです。そして、それがあまり面白くない。「全日本妹選手権」のような濃さが無いのです。「全日本妹選手権」は、話が飛躍しつつも、妙に説得力のあるオタク論だったりして、面白い漫画でした。「ラノベ部」はそのあたりがダメなのです。いろんな作品のパロディを散りばめているだけ。

「らき☆すた」と一緒で簡単なクイズ番組的な構成なわけです。有名作品のパロディがたくさんあって、その元ネタを当てるだけ。作品内で正解は出されないけど、簡単なクイズだから問題なし。

あと、「らき☆すた」はオチがないと言われることもありますが、実際は結構それなりに四コマとして成り立っているかと。「らき☆すた」って、わりと短いスパンでオチが入って、切り替わりが早いから人気があると思うのです。「ラノベ部」はそのあたりのオチが今ひとつ。

あと、この手の作品のオタクのクイズみたいなの、意味あるのでしょうか?
いや「ハヤテのごとく!」だってそういう要素を入れているし、そういう流行なのかもしれない。
でも「ハヤテのごとく」は三千院ナギのコミカルなキャラの色づけとしてオタク話をうまく使ってるけど、「ラノベ部」は雑談だけ。「ハヤテのごとく」のように物語作品として完成しているものは素晴らしいけど、「らき☆すた」の劣化版みたいなのは持て囃すべきではありません。
(いや、買う人がいる限りは出るのだろうけど)。

あと、「ラノベ部」はちょっとキャラが多いかと思います。「ラノベ部」はラノベに興味のない女の子(物部文香)がラノベ部に入るという掴みで、そこはかなり面白い。でも、ちょっとキャラが多いので、最初のアングルがやや曖昧になってしまっている。登場人物をもう少し割愛して、物部文香中心に話を進めた方がよかったと思います。そうすれば雑談ラノベにはならなかった。
うまくやれば「ハヤテのごとく」みたいになれたかもしれないし。三千院ナギという魅力的なキャラに比べると、「ラノベ部」の女の子たちはオタク雑談してるだけの無個性人間。「ラノベ部」は単なる雑談だから、これ以上読む価値無いですね。

よくよく考えると、最初の掴みがよくても、だんだん脱線してくるって平坂読の作品全般に共通しているような……。「ホーンテッド」も「ソラにウサギがのぼるころ」も「ねくろま」も進むにつれて脱線して、終わっていったような。(「ねくろま」はまだ完結してませんが)。
この作者って、物語がどんどん展開して盛り上がっていくような作品は書けないのではないかと。
取っ掛かりだけ面白くて、その後の展開はボロボロ。
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