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「コードギアス」のラストでルルーシュが目を隠しているのは、エディプス王の目潰しと関係あるのかどうか

「コードギアスR2」第二十一話での父親との対決は解釈が難しいです。ただ基本的には父殺しと解釈するべきでしょう。あくまで「殺した」のです。勝ったのではなく。

「おまえたち親は俺とナナリーを捨てたんだよ!消え失せろ!」とルルーシュは絶叫して両親を消すわけですから、あんまり「勝利」という感じではないです。親殺しという文脈で見た方が妥当と思います。

「殺す」のと「勝つ」のとでは全然違います。それを区別することで、この世界は成り立っているのです。殺すのなら、誰が誰を殺すのも可能だから。素人がプロレスラーを殺すのも、手段を問わなければ可能です。人間の身体なんて急所だらけなのだから。筋肉が付いてない危険部位がたくさんあるのに加えて、筋肉自体も刃物には極めて弱いですからね。

ともかく「殺す」のは認められません。
「勝つ」のは正当。
「勝つ」とは強さを見せつけることです。
俺の方が強いと見せつけること。
それは認められてます。
(そういうヒエラルキーで世の中は成り立っているのです)。

ルルーシュはシャルルに勝ってません。殺したんですよ。素人がプロレスラーを刃物で刺殺したようなもの。これは勝利として認められません。

さて、父殺しの後でルルーシュはいきなり皇帝に即位します。父親を殺して王様になるというのは、細かい経緯は少し違うにせよ、エディプス王を想起させます。
(この段階でルルーシュはゼロレクイエムを予定しています。自己処罰を前提に皇帝に即位したわけです)。

父殺しのエディプス王は最後には自ら目潰しをして、乞食になります。自殺ではないです。あくまで目潰しして惨めに生きるのです。
(ルルーシュが死んでない根拠のひとつはこれです。「コードギアス」の制作者はフロイト理論を意識していると思われるので、エディプス王が惨めに生きる結末をなぞっても不思議はない)。

「コードギアス」の最後の部分で、ルルーシュは目を隠しています。でも、ルルーシュが目潰しをしたと思われる描写はないです。特に不老不死のコードを引き継いでいるとすると、目潰ししても、すぐに元に戻るような? 不老不死のコードとギアス能力の関係が今ひとつ明確に説明されてないので、解釈は難しいですけど。

父殺しをしたので目潰ししてギアス能力捨てました、というラストなら、かなり話の筋が通るんですけど、たぶんそれはやってないでしょう。目を隠しているのは顔を隠しているだけで、目が潰れているわけではないだろうと。

「顔を隠して生きる=目潰し」的なメタファーで解釈することも可能ですけどね。
物理的に目を潰してはいなくても、ずっと顔を隠して生きるので、ある種の目潰しであると。
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コードギアス

コードギアスは、テレビアニメコードギアス 反逆のルルーシュを中心とする作品群。2007年現在、テレビアニメコードギアス 反逆のルルーシュの他に漫画3作品が連載中、ネットラジオが放送中、ドラマCD、小説がシリーズで発売中である。ゲームはニンテンドーDS版及び、PSP、...
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