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ルルーシュがクロヴィスを殺したのは、自分の家に放火する中学生みたいな発想

「コードギアス」を最初に見ていた頃は、序盤でルルーシュがクロヴィスを殺すのが自然に思えました。しかし、何度も見てると、変な気がします。

ルルーシュは勝手にブリタニア皇族が(マリアンヌ殺害の)犯人だと決めつけているだけです。物語開始時点でルルーシュは極めて不完全な情報しか持っていません。実際にマリアンヌを殺したのはV.V.だったわけです。
要するにクロヴィスは「冤罪」で殺されたのです。というか、ギアス能力でクロヴィスが犯人でないとわかったのにも関わらず、ルルーシュは殺したのです。

フィクションの「つかみ」として、序盤でクロヴィスを殺したのはかなりよいです。
ルルーシュはガンダムのシャアのイメージで作られてますが、序盤でクロヴィスを殺害するのも、ガンダムで言うと、シャアがガルマ・ザビを殺した構図をなぞっています。
王国から追われた王子様が復讐劇を始めるというアングルはフィクションとして面白いです。

しかしシャアとルルーシュは似ているとはいえ、違います。
シャアは自分の王国(ジオン共和国)を乗っ取ったザビ家への復讐であることです。つまり赤の他人への復讐です。
逆にルルーシュは自分を爪弾きにした家族を皆殺しということです。腹違いの兄妹を殺していくわけですからね。クロヴィス殺した時点だと「腹違い=他人」という風にも見えますが、その後の描写を見ると、ブリタニア皇族は腹違いでも結構仲がいいような……。それに第二期では実の両親に対して、「おまえたち親は俺とナナリーを見捨てたんだよ!消え失せろ!」と絶叫して殺してしまうし……。

皇族から爪弾きにされたルルーシュが皇族全体を恨むのは、まあ構造としては自然です。ルルーシュは兄妹で親の愛情を奪い合う争いに破れたという風にも捉えられます。たとえばルルーシュは過去にユフィと仲がよいわけですが、自分が追放されたからには、親に選ばれたユフィを憎悪すると。

クロヴィスを殺したのも、自分を追放した家族への怨みという風に考えればいいのかなと。ギアス能力でクロヴィスが犯人でないと確定したけど、「親に選ばれた兄」への憎悪として殺す理由はあった。要するに、親から見放されて、兄弟姉妹含めて皆殺しという発想。

「ナナリーのため」というわりにはナナリーは最初から幸せそうだし、「母さんを殺した犯人を……」というわりには、犯人ではないクロヴィス殺してるし……。

まあ「俺を追放したから、うちの家族全員殺してやる」だと率直すぎるので「ナナリーのため」と。
機能不全家族で自己愛を傷つけられた少年とかが、自分の家族皆殺しとかやりますけど。
ルルーシュはそれに似ている気もします。
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