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村上春樹はラノベなのかどうか

このエントリーは、予備的なもの。村上春樹の主要作品で読んでないのもあるので、別の機会にちゃんと読んでから、また書くかも。

村上春樹はラノベなのか?

イエスかノーかで答えられる問題ではない。
文体とか世界観とか、そのあたりはラノベっぽい部分が多々あるだろう。
共通点は結構ある。

でも共通してない点も結構あるわけである。まずは登場人物の年齢設定。これは説明不要だと思うので割愛。

最大の問題はセックスに関することである。村上春樹とラノベの最大の違いは、寸止めか、ちゃんとセックスするかなのだ。村上春樹だと、展開もラブストーリー的である。(男子向けラノベでラブストーリーはかなり少ないと言っていい)。ラブコメとラブストーリーを区分けする最大のポイントは、寸止めである。寸止め多用だとラブコメ。寸止めされないとラブストーリー。

村上春樹の作品はラノベ的世界観でありながらも、セクシャルな部分が全然違うと思う。別の言い方すると、村上春樹の作品からセックスを取り除くとラノベになるのかもしれない。

最近はどうなのか知らないが、一人称作品は「村上春樹の影響」と言われすぎかと思う。(西尾維新にしてもそう)。「村上春樹の影響」と言われるのは「ドストエフスキーの影響」と評されるのとは全然別のレベルで、一人称文体の書き方を揶揄しているだけという気がする。
(作品の本質部分の影響のことがどれだけ言われているのかどうか)。

村上春樹からラノベへの影響は、セックスの書き方の問題からして少ないと思う。むしろ村上春樹に影響受けていたら(特に村上春樹の性描写含みのラブストーリーに影響受けていたら)ラノベは書きづらいのではなかろうか。性に関するアプローチが根本的に違うので。

主人公とヒロインの関係でも、村上春樹の作品とラノベでは全然違う。寸止めの問題だけではなく、情緒的交流という点でも全然違う。主人公とヒロインが内面を通い合わせるみたいなのは、ラノベだとあんまりない。

村上春樹の作品での性行為は、単にセックスするだけではなく、情緒的にわかり合えるパートナーの確保という側面があると思うのだけど、ラノベでこれはあんまりない。
(ラノベのヒロインは主人公のこと理解しないし、我が儘だし)。
雑に言えば、ラノベのヒロインは誰のものでもないアイドルみたいなもの。

もちろん村上春樹とラノベの問題というより、少年向けと大人向けの作品の違いという問題もある。ともかく主人公がヒロインと出会うとして、そこからの展開とか関わり方は似てもにつかない。
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