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「ロウきゅーぶ!」第四巻は持ち直す



文化とは、新しいものが勃興しては、劣化コピーの濫造で朽ちていく。
それをまた別の新しい角度から再興していくのだ。

「ロウきゅーぶ!」第一巻は、ある種の閉塞を打ち破る作品だった。
五人の少女達がバスケに取り組むという少年漫画的な王道展開をしながら、萌え要素がほどよくミックスされている。
イラストはロリ過剰だが、これもパッケージ的にはよかっただろう。
ジャンプ漫画と萌えラノベを融合したような、とても洗練された仕上がりで、特別な新しさを持っていたのだ。

しかし第二巻は、書き急いだのか、かなり中途半端な失敗作。
第三巻は、程度の低いロリ萌え作品で、かなりの糞ラノベと言っていいだろう。
第一巻で築き上げたはずの新しさが、第二巻以降に継承されていない。
ロリイラストの添え物のような作品に堕してしまっていた。
独自性を失い、数多の糞ラノベの閉塞の中に埋もれたのである。

こういう朽ち果てた作品は見捨てるべきだと思っていたのだが、本屋で「ロウきゅーぶ」の第四巻を見掛けて、何となく買ってしまった。
買ったからには読もう……。
で、読んでみた。
結構持ち直していて、出来映えはよい。
なかなか小気味のいいコメディに仕上がっている。
ただし、第一巻とはかなり別の作品になってしまったのも確かだ。
一言で言うなら少年サンデーの漫画のような作品。
第一巻が「スラムダンク」だったのに、第四巻が「ハヤテのごとく!」になってしまった感じだ。

人気のあるライトノベルは、「書き殴ったようなつまらない巻」というのが結構あるので、「ロウきゅーぶ!」の第二巻と第三巻は、そういう扱いでスルーするべきなのかもしれない。
第二巻・第三巻がつまらんという理由で作品全体の評価を下げるなら、他の人気作品の評価も下げなくてはならないだろう。

ともかくいずれ第五巻が出たら、一応は読んでみようかな、という感じだ。
第二巻・第三巻の惨状が繰り返されないという保証はないのだが、第四巻はラストの方が熱血少年漫画っぽかったので、期待持てるかもしれない。
物語は0から誰も考えないものを作る必要はないが、新しい息吹を感じたいものである。
そういう芽吹きの予感を失ったら、こちらも読む気が失せるのだから。
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