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「ハーフボイルド・ワンダーガール」早狩 武志



ミステリー作品だが、ネタバレのレビューを書く。
未読の方はこのエントリーを読まないように。

さて、どうしてネタバレのレビューを書こうかと思ったかと言えば、最初から”犯人”がバレバレだからだ。粗筋を説明すると、主人公がいて、幼なじみ(ヒロイン)が交際を求めてくる。主人公はまったく身に覚えがないのだが、ヒロインは主人公の子供を妊娠しているというのだ。処女懐胎的な話なら萌えるかなと思ったのだが、残念ながら、そういう展開ではない。伏線として、最近主人公の兄が交通事故死しているという設定。この段階で、「身ごもっているのは、事故死した兄の子供なのでは」と多くの読者が思うはずだ。そしてその通りの結末なので、脱力。

作者はエロゲライターだが、それは副業で、本業はサラリーマンらしい。文章に関しては、とても読みやすい。だが平板すぎて、まったく魅力がない。
ラノベの文章は(世間的に)平板で味気ないと思われがちだが、軽いながらも独特の魅力や味を持っているものだ。

この作品はミステリーではなく、ヤンデレ小説として読めばいいのかもしれない。「犯人」がバレバレなのは前提としてのホラーですね。
犯人バレバレなのを、もっと前面に出して、ヤンデレ少女が「あなたの子供を妊娠した」と迫ってくる怖さを中心にした方がよかったと思う。そういう側面もこの作品にはあるのだが、ミステリー(謎解き)とホラーが混ざって、半端なものになってしまった。どうせやるなら、もっと暴走すれば、いいヤンデレ小説になったのに。
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