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「スイーツ!」しなな泰之



第七回スーパーダッシュ小説新人賞受賞作。
2008年9月発売。

「スイーツ!」というタイトルがふざけているので、その点だけで少し話題を呼んだのだが、あまり売れなかったと思う。文体はラノベらしい一人称でテンポがよい。自虐的な下ネタが多いのが「NHKにようこそ」みたいな感じだが、影響があるのかどうかは不明。(終盤でちょっと不幸な女の子を救うような展開があるので、私は影響関係を勝手に見て取ったのだが、他人の脳の中はわからない)。

さて、どんなストーリーなのかというと、普通に魔法とか超能力の話だ。"魔法使い"とか"超能力者"では身も蓋もないのでラノベでは用語を工夫するわけだが、本作の場合、それが「スイーツ能力者」。それだけである。二十代後半から三十代の見栄っ張りなババアを風刺した作品ではない。(そんな作品は読みたくないが)。
単に超能力をスイーツと呼んだだけ……。それだけなのだ。一応女の子の使える力とか、女の子の世界という意味も”スイーツ能力”の設定には込められているのだが、テーマとして深く掘り下げられたとは言えない。

基本的にテンプレの異能バトルで、「スイーツ!」というタイトルが面白いということで受賞したのだろう。本来なら邪気眼っぽい造語が使われるところを”スイーツ”としただけ。ただ、この種の作品の個性なんて、魔法とか超能力をどう呼び換えるかの問題、という気もする。
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