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「灰羽連盟」と多動性

かなり久々に「灰羽連盟」を見てみた。

人間は、小さい頃は基本的に多動で、成長するに従って落ち着いてくる。
「灰羽連盟」はキャラクターの描き方からして、序盤の多動性と後半の落ち着き具合が対照的であり、成長物語としてしっかりした作品だ。

物語序盤で、登場人物達は妙に落ち着きがない。
オールドホームのこどもたちはもちろん、主要登場人物の女の子たちも落ち着きがない。
せわしなくて、そそっかしい。
このあたりの天然な雰囲気は、たぶん意図的だ。
序盤はそういうふわふわした世界観なのだ。

物語が後半に入っていくと、登場人物たちの仕草がだんだん落ち着いてくる。
典型的なのは、最初に巣立つクウだ。
序盤では、かなり子供っぽく描かれているが、巣立ちを迎えるあたりで妙に落ち着いた言動を示すようになる。
そしてクウが旅立ってから物語の緊迫感が高まり、登場人物達の問題に直面させられることになる。
このあたりは思春期とか青年期に至る変化を見ているようで、とても説得力がある。
レキを巡る物語が後半の主軸だが、後半の素晴らしさが際だつのは、前半で純粋な世界観を描けているから、そのコントラストが素晴らしいのだと思う。

当時としては、かなりクオリティーの高い映像だったと記憶しているけれど、今でも充分視るに堪える、センス溢れる映像作品である。
近々、映像をアップコンバートしたBlu-ray版が出るそうである。
元のままでも美的によい作品なので、アップコンバートがうまくいっていれば、さらに素晴らしくなっているだろう。


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