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「ザ・ウォーカー」(The Book of Eli)



うちはオタク系サイトですが、アニメばかり見ているのも幅が狭いので、最近は映画をレンタルして見たりしてます。さて、「ザ・ウォーカー」。2010年のアメリカ映画。これは評価の分かれる作品になる。戦争によって荒廃した近未来というありがちな設定。そこに新しさはない。主人公は黒人の大男でかなり強く、荒くれ者を次々と倒していく。彼は聖書を持ちながら旅をしている。この近未来では、聖書はその一冊しかないそうだ。そういうファンタジックな設定である。その一冊しかない聖書を、悪いボスが奪い取ろうとする。ボスによれば、聖書があれば人々を支配出来るというのだ。これもファンタジックな設定だが、シンボリックな意味では機能しているだろう。いや、歴史を振り返ればリアルに支配できた時代もあったわけだが、まあそういう背景もあって、この映画の設定が成り立っているのだろう。誰が見ても面白いという映画ではない。丹念に描かれた世界観に浸れるかどうかという問題。私は浸ることが出来たが、浸れない人も多いようである。ストーリー展開の面白さはないので、一冊しかない聖書を持って旅をする主人公に魅力を感じるか、というのがポイントになるだろう。世界観やキャラを好きになれなければ、この映画を見ても、あくびを噛み殺しながら漫然とした時間を過ごすことになるだろう。この作品は設定をリアルに突いていくと変なところだらけなんですよね。重大なネタバレを避けるためにぼかして書きましたが、明らかにおかしな設定が多い。リアルには考えず、ファンタジーとして受容できるかどうか、だと思います。戦争で聖書が焼かれて、現在の世界に聖書が一冊しかないというのも、「一冊しか残らないなんて都合がいいな」と怒らずに、<一冊しかない聖書>を巡る物語として楽しめるかどうかです。設定の穴にツッコミを入れる人は楽しめない。少なくとも私はファンタジーとして好感の持てる作品でした。
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