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サイト運営、そして文化圏への参加

2000年5月に2ちゃんねるでネオ麦茶が「ヒヒヒヒヒ」と犯行予告をした上でバスジャック事件を起こした。一ヶ月後、私は「2ちゃんねる研究」というホームページを立ち上げた。理屈で戦略を考えたのではなく、話題になっている2ちゃんねるをテーマにしてみただけである。話題になり始めた事象についてサイトを立ち上げるということを、意識することなく素朴に実行したわけだ。絶妙なタイミングだったが、まったく計算はなかった。(ちなみに私はそれ以前にホームページを作ったことがない)。最初に作ったホームページのわりには、アクセスは右肩上がりだった。
サイトを運営するとは、文化圏に参加することである。もちろん参加せずに孤島で書き続けるのも自由だが、サイトとして成り立たせるためには文化圏への参加というのが鍵なのだ。「2ちゃんねる研究」は文化圏に参加することが出来ていた。他ならぬ2ちゃんねるという文化圏である。2ちゃんねるが注目され始め肥大していくプロセスに参与出来たのである。
それを2002年末に閉鎖した。それから三年くらいサイトやブログはやらなかった。その三年くらいのブランクを経て、2006年から本格的にブログを始めた。だが、それがパッとしないのである。初めて作ったホームページである「2ちゃんねる研究」は2002年段階で一日1万アクセスあったのに、それ以降は閑古鳥が鳴くばかりである。
「つまらないから」という一言で唾棄するのは簡単だが、それだと「2ちゃんねる研究」のアクセス数の説明が付かない。面白いつまらないが話の焦点ではなく、文化圏にうまく参加できるかが問題なのだ。私の現在のブログはアニメ批評が多いと思うが、アニメ批評の文化圏に入り込めたとは言えない。
これはアニメ批評ブログの大手が排他的であるのと関係があるかもしれない。2ちゃんねるまとめブログなどは、ブログのトップの位置にヘッドライン(いわゆる相互RSS)を貼って、文化圏を形成しようとしているが、アニメ批評ブログの大手でそういうことをやる人はほとんどいない。こういうのは大手(あるいは中堅)が流行らせないと流行らないものなのである。うちのような零細がヘッドライン(相互RSS)を貼ってみても機能しないのは言うまでもない。他者が呼応し伝播し繁茂していくことが必要なのだ。それだけのインフルエンスのある人が発信源にならなくてはならない。
2ちゃんねるまとめブログの相互RSSに関して言えば、彼らはとてもアグレッシブだ。彼らは相互RSSしたいという願望が強い。もちろん相手のサイトが糞過ぎたり格が違いすぎたら断るだろうが、基本的にはウェルカムである。だから彼らは際限なく繁殖していく。相互するたびに線が繋がり、網の目が広がる。それが生い茂っていくのだ。こうやって2ちゃんねるまとめブログにネットを支配されるのもいいけれど、アニメ批評の大手の人も文化圏を作る努力をして欲しいものである。相互RSSを流行らせて欲しいというだけだ。流行ってくれればそれでいい。うちのような零細は身の丈に合ったところと相互するだろう。大手と相互したいと言っているのではない。われわれが塵芥として散逸することなく、群れとして前進する力学が欲しい。このインターネットという環境世界で網の目を張り巡らし文化圏を生成するコードがあればいい。相互RSSよりベターなものがあるならそれでもいい。バラバラに孤島で綴られているアニメ批評を文化圏として編成するものであれば、すべて受け入れる。
逆説的だが、アニメ批評サイトは数が多すぎて文化圏が形成できないのかもしれない。アニメは流行ってるし、アニメ批評サイトもたくさんあり、(数の問題として)文化圏形成の条件は整っているが、うちのような超零細が死ぬほどたくさんあるのかもしれない。数が多すぎて盛り上がらないという問題。どこも埋もれてしまうのだ。
もしくは身も蓋もないことを言えば、アニメ情報とアニメ批評では需要の度合いが違う。アニメ情報は需要があるから、文化圏形成のために人々が邁進する。アニメ批評には需要がないから文化圏を作りうるだけの求心力が無く、有象無象の愚にも付かない数多の感想が打ち捨てられる格好になるのかもしれない。盛り上がる要素がない文化に文化圏も糞もないですよね。
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